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今週の為替相場展望 [為替情報]

今週10月19日-23日週の為替相場は、根強いドル安と反動的な揺り戻し、リスク回避の後退による円高歯止めをにらんだ展開となる。

ドル/円の週足テクニカルでは、一目均衡表の雲の上限118.71円前後を巡る緊迫攻防となってきた。

雲の上限は来年2月にかけて、122.40円方向への右肩上がりを維持したままだ。

これから上下動を経ながらも、雲の上限に絡み合う流れが続くと、ドルの下値リスクが一服。

反対に完全に割り込んでいくと、先行き雲の下限(今週は111.43円前後、来年2月にかけて115.40円前後)の方向が下値ターゲットとして視界に入ることになる。

一方、上値抵抗線は転換線120.35円、基準線120.97円前後など。

両ラインに上値を抑えられている限りは、ドルの上値の重さと戻り売り圧力の強さを意識した展開が続く。

今週の注目は、まず19日の中国7-9月期GDPなどの経済指標。

改めて深刻な低迷がリスク回避の円高や資源国通貨安(豪ドル、NZドル、カナダ・ドルなど)を促す可能性が残る反面、少しでも下げ止まれば過度な中国不安が一服。

さらに7-9月期GDPの数字で減速の度合いが精査されたあとは、中国当局による追加金融緩和などの内需刺激策の具体化が期待される。

その場合、リスク選好の円安や資源国通貨などの外貨高を支援する余地が残されている。

ドルに関しては、米FRBの年内利上げ後退がドル安要因となっている。

しかし、FRBは9月に「中国減速の不透明感」などを理由に利上げを見送った。

そのため、過度な中国悲観論が一服してくると、改めてFRBによる12月や来年3月にかけての利上げ観測が再燃してくる可能性も消えていない。

また、今週の米国では20日の住宅着工件数など、経済指標が相次ぐ。

前週末には最新10月のミシガン大学消費者信頼感指数が予想を大きく上回り、米国内需の逆風「抵抗力」が示された。

年末商戦に向け、米国経済の減速懸念が後退してくると、ドル安に歯止めが掛かる可能性も残されている。

一方、20日には豪州中銀の金融政策委員会議事録、22日にはECB理事会が予定されている。

それぞれ先行き追加緩和の地ならしが強化される余地があり、各イベントまでは豪ドルやユーロの戻り売り圧力が意識されそうだ。

その他、日本に関しては、16日から政府が経済界に設備投資や賃上げなどを促す「官民対話」がスタートした。

過去2年と同様、来春の春闘に向けては、法人税減税などと引き換えにした大企業への賃上げ圧力が高まっていく。

来春の春闘での賃上げについては、物価2%目標の達成を目指す日銀の黒田東彦総裁も「一番重要視している」と公言してきた。

その最中に円高・ドル安が進むと、企業収益の下振れ懸念が拡大。

企業は2016年度の収益見通しに慎重とならざるを得ず、賃上げにもブレーキがかかってしまう。

そのため30日の日銀政策会合を含め、来年3月にかけては「企業の賃上げ支援」に向けた追加緩和などの円高阻止策が注視されるだろう。


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経済指標・イベント解説(時間は全て日本時間。予定・未定を含む)

<19日・月>
09:30 黒田総裁、全国支店長会議で挨拶
(従来通りなら、追加緩和期待が後退。短期的な株安・円高にも)
11:00 中国7-9月期GDP統計、9月小売売上高、9月鉱工業生産
(悪化警戒ながら織り込みも進捗。少しでも下げ止まったり、対策期待が広がれば株高・円安に)
23:00 米10月NAHB住宅市場指数
(金利低下などで住宅市場は打たれ強さ。新世帯形成の増加も下支え要因)
23:00 ブレイナードFRB理事、講演
25:00 ラッカー・リッチモンド連銀総裁、講演
(利上げ遅延の行方や最新の経済・物価判断、中国減速の影響度合いなどが焦点)
24:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
(前週は追加策の必要性を指摘し、ユーロ安が進む)
米企業決算 モルガン・スタンレー[20:00]、IBM
(これまでは強弱混在ながら、減益の織り込みも進む。悪材料の出尽くし焦点)

<20日・火>
09:30 豪中銀、理事会議事要旨公表[10月]
(中国減速などで追加利下げが示唆されると豪ドル安に)
19:00 カーニー英中銀総裁、財務委員会で証言
(来年にかけての利上げ姿勢がポンドを下支え)
21:30 米9月住宅着工件数
(先行指標である建設許可件数は前月に良好)
22:00 ダドリーNY連銀総裁、パウエルFRB理事、講演
24:00 イエレンFRB議長、労働省の式典で歓迎挨拶
(利上げ遅延の行方や最新の経済・物価判断、中国減速の影響度合いなどが焦点)

<21日・水>
08:50 日9月貿易収支[通関統計]
(資源下落による輸入減少が赤字を抑制。需給面で円高圧力にも)
20:00 トルコ中銀、政策金利発表
23:00 カナダ中銀、政策金利発表
(両国通貨の自律反発の持続性と戻り高値の一服を左右)
23:30 EIA週間石油在庫統計
(在庫が減少していれば、原油相場や資源国通貨を支援)

<22日・木>
17:30 英9月小売売上高
(賃金改善や都市部の住宅改善、商品相場の下落などが下支え)
20:45 欧州中銀、政策金利発表
21:30 ドラギECB総裁、記者会見[マルタ]
(12月にかけての追加緩和の可能性が示唆されるとユーロ安。リスク選好支援の円安にも)
21:30 米新規失業保険申請件数
(年末商戦向けの臨時雇用の増加と失業保険申請の減少が焦点に)
22:00 米8月住宅価格指数
23:00 米9月中古住宅販売件数
(住宅市場は底堅さも、前月までの改善の反動減速は警戒)

<23日・金>
10:30 中国9月住宅価格指数
(不動産引き締め強化は一服。住宅市場の下げ止まり焦点に)
16:00 仏10月製造業/非製造業PMI[暫定値]
16:30 独10月製造業/非製造業PMI[暫定値]
17:00 ユーロ圏10月製造業/非製造業/総合PMI[暫定値]
(独自動車VWの不正問題や中国原則、ユーロ安一服などが重石)
21:30 加9月消費者物価指数
(原油などの資源下落や内需減退などで物価低迷も)
22:45 米10月製造業PMI[速報]
(中国発の世界減速が重石。原油安一服やFRB利上げ遅延期待、米株反発なども支援材料)


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たっく

初めまして!最近ブログを始めました!
書き方などほんと勉強になりました
これからよろしくお願いします。
by たっく (2015-10-22 12:14) 

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