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今週の為替相場展望 [為替情報]

今週11月9日-13日週の為替相場は、ドル下値固めとユーロや資源国通貨(豪ドル、NZドル、カナダ・ドルなど)の戻り売り圧力から派生する円高圧力との綱引き持続が想定される。

ドル/円の週足テクニカルでは、26週移動平均線122.09円前後、一目均衡表の基準線120.97円前後、転換線120.67円前後などを上抜け回復してきた。

各ラインなどを下値メドとした下値固めと、緩やかな下限切り上がりトレンドの定着が焦点となる。

雲の上限は来年2月にかけて、122.40円方向への右肩上がりを維持したままだ。

今週明けからは、6日の米雇用統計の大幅改善と米FRBの12月利上げ観測の高まりを受けた世界株の動向が注目される。

6日の米国株市場は、利上げ警戒が重石となりながらも打たれ強さを見せた。

FRBの12月利上げに対する織り込み進捗が示唆されたほか、「米国経済の改善は世界経済の回復に寄与する」、「米国経済は1回の利上げに耐え切れるほど底堅い」という前向きな評価が見られている。

週明けから日本株や中国株など、アジア株が上昇となれば、リスク選考の円安地合いが想定されやすい。

ドル/円は短期調整的なドル安・円高余地が警戒されるものの、クロス円では円安「出遅れ修正」的な円安・外貨高の余地が残されている。

今週の注目は、米FRBの12月利上げの織り込みを受けた今後の米金融政策。

今週は米国の経済指標やFRB幹部の講演が相次ぐ。

こうしたイベントにより、「12月利上げ後」の利上げ継続スタンスが意識されると、ドルは押し目買い地合いがサポートされる反面、欧州通貨や資源国通貨、新興国通貨は戻り売り圧力が強まるリスクをはらむ。

反対に米国経済の成長ペース緩慢さや根強い低インフレ圧力、FRBの1回の利上げ後の様子見姿勢が意識されると、ドルの上値を抑制。

ドル/円は短期調整的なドルの下押しと下値固めが意識されながらも、FRBの緩やかな利上げペースへの安心感が広がると、日米株などの世界株の上昇を支援する。

クロス円での円の戻り売り(外貨の押し目買い)により、日本では基本的な株高・円安の地合いが維持されそうだ。

また、今週10-11日に中国の経済指標が公表される。

追加利下げなどの経済対策を受けて、急激な景気減速やデフレ圧力の一服が示されると、資源国通貨の上昇やリスク選好の株高・円安が支援されやすい。

ただし、中国経済については、先行き複合課題が山積したままだ。

改めて構造的な低成長入りが再確認される可能性も消えてない。

その場合は米FRBの利上げ警戒とドル高圧力とあいまって、対ドルでの資源国通貨や資源国通貨の戻り売り圧力が持続。

対円でもこうした通貨の下落(円高)リスクは警戒される。

その他、ドル高と裏表では、ユーロやポンドの戻り売り圧力にも警戒を要する。

とくにユーロについては、12月ECB理事会での追加量的緩和観測がユーロ安。

ユーロ安・ドル高の先行進展を受けて、12月緩和の温存見通しが広がるとユーロの自律反発という手探り相場が想定されるだろう。

円に関しては、来春の春闘に向けて政府・日銀による企業への賃上げ要請「共闘」圧力が強まってきた。

企業経営者に賃上げを決断させるためには、製造業の想定為替レートである1ドル=117-118円前後の死守と、先行きの円高・デフレへの逆戻り不安の完全払拭が不可欠となる。

引き続き政府・日銀による「円高逆戻り恐怖症」の完全払拭に向けた政策対応の連打と政策信任の向上努力は無視できない。


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経済指標・イベント解説(時間は全て日本時間。予定・未定を含む)

<9日・月>
15:30 榊原経団連会長、記者会見
(賃上げへの前向き発言あれば、株高・円安の基調持続を支援)
16:00 独9月貿易収支/経常収支
(中国などの新興国減速や、9月時点でのユーロ安一服などが輸出の重石)
22:15 加10月住宅着工件数
(長期金利の低下などが下支え)
24:00 米10月雇用トレンド指数
24:00 米10月労働市場情勢指数
(10月の雇用統計は大幅な改善)
26:00 ローゼングレン・ボストン連銀総裁、経済見通しについて講演
(12月利上げの確度と、一回の利上げ後の金融政策スタンス焦点。ドル高懸念の有無も注目)
27:00 米財務省3年債入札
(12月利上げ観測が高まるなか、需要低調なら金利上昇とドル高を支援)

<10日・火>
08:50 日9月国際収支統計
(経常黒字の改善傾向が中長期スパンでの円安ペースを制御)
09:30 豪10月NAB企業信頼感指数、企業景況感指数
09:30 豪9月住宅ローン約定件数、9月投資貸付
(中国減速の一服や資源相場の下げ止まりなどが、過度な下振れを抑制も)
10:30 中国10月消費者物価指数、生産者物価指数
(インフレの落ち着きを確認なら追加緩和期待。デフレ懸念は残存)
14:00 日10月景気ウォッチャー調査
(景気減速が一服なら、株高・円安の基調持続を支援)
19:00 リッカネン・フィンランド中銀総裁、講演[ヘルシンキ]
20:15 クーレECB理事、講演[ベルリン]
(12月追加緩和の確度が焦点に)
22:30 米10月輸入物価指数
(原油安一服などで下げ止まりも。米国債金利とドルを下支え)
27:00 米財務省10年債入札
(12月利上げ観測が高まるなか、需要低調なら金利上昇とドル高を支援)

<11日・水>
10:30 原田日銀審議委員、宇都宮市で講演
14:00 原田日銀審議委員、記者会見[宇都宮市]
(早期デフレ脱却の積極派。早期の追加緩和や新たな政策手段を示唆なら円安支援)
14:30 中国10月小売売上高、鉱工業生産
14:30 中国1-10月固定資産投資
(追加利下げなどを受けた下げ止まり焦点。リスク回避の円安・株高や資源国通貨高を左右)
18:30 英10月雇用統計
18:30 英9月ILO失業率
(英国の雇用は回復傾向。住宅や小売、金融などの内需が打たれ強さも。ラグビーW杯もプラス)
22:15 ドラギECB総裁、講演[ロンドン]
(12月追加緩和の確度が焦点に。ユーロ安を受けた早期緩和姿勢の微妙な後退も注目)
[米国]ベテランズデーの祝日、債券市場は休場
[インド、カナダ]休場

<12日・木>
06:45 NZ10月食品価格指数
(乳製品などの価格下げ止まりが、NZドルを下支えも)
08:50 日9月機械受注統計
(中国減速などを受けた前月までの急悪化の反動回復が焦点)
09:30 豪10月雇用統計
(中国減速の一服や資源下げ止まり、住宅改善などが改善をサポートも)
16:00 独10月消費者物価指数[確報]
(資源安の一服などで下げ止まりなら、12月ECB緩和観測が微妙に。ユーロの短期反発支援)
19:00 ユーロ圏9月鉱工業生産
(中国発の世界減速などが重石に)
22:30 米新規失業保険申請件数
(年末商戦向けの臨時雇用始動をにらむ)
23:15 ブラード・セントルイス連銀総裁、講演
23:30 イエレンFRB議長、FED会議で開会挨拶
23:45 ラッカー・リッチモンド連銀総裁、パネル討論会に出席[FOMC投票権有]
24:15 エバンス・シカゴ連銀総裁、講演[FOMC投票権有]
26:15 ダドリー・NY連銀総裁、講演[FOMC投票権有]
(12月利上げの確度と、一回の利上げ後の金融政策スタンス焦点。ドル高懸念の有無も注目)
24:00 米9月雇用動態調査[JOLT]
(9月の雇用統計は悪化し、改定値でも下方修正されていた)
25:00 EIA週間石油在庫統計
(冬季の資源需要などで、在庫減少なら原油相場や資源国通貨をサポート)
27:00 米財務省30年債入札
(12月利上げ観測が高まるなか、需要低調なら金利上昇とドル高を支援)

<13日・金>
08:00 フィッシャーFRB副議長、金融政策と金融安定化について発言[ワシントン]
(12月利上げの確度と、一回の利上げ後の金融政策スタンス焦点。ドル高懸念の有無も注目)
16:00 独7-9月期GDP統計[速報]
19:00 ユーロ圏7-9月期GDP統計[速報]
(7-9月まではギリシャ懸念の一服や原油安、量的緩和効果などで欧州景気は復調)
22:00 ウィルキンス・カナダ中銀上級副総裁、講演[トロント]
(米中経済の復調やカナダ政権交代による財政出動などを受けた景気慎重見通しの後退焦点)
22:30 米10月小売売上高
(10月に自動車販売は2001年以来の高水準。株価反発やガソリン価格低迷なども支援材料)
22:30 米10月生産者物価指数
(原油安一服などで下げ止まりも。米国債金利とドルを下支え)
24:00 米11月ミシガン大学消費者信頼感指数[速報]
(雇用回復や株価反発、ガソリン価格低迷、年末商戦期待などがプラス材料)
26:30 メスター・クリーブランド連銀総裁、講演
(12月利上げの確度と、一回の利上げ後の金融政策スタンス焦点。ドル高懸念の有無も注目)


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