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今週の為替相場展望 [為替情報]

今週2月15日-19日週の為替相場は、円高、ドル安の一服と、根強い円の押し目買いやドルの戻り売り、資源国通貨の戻り売りをにらんだ展開が想定される。

ドル/円の週足テクニカルでは、一目均衡表の雲の下限114.85円前後を早期に上抜け回復できるか。

ドルの戻り売りに押され、改めて111円割れや110円、107-108円方向が下値メドとして視界に入るかの攻防となる。

さらには当座の中心レンジが105-115円、110-120円、115-125円のいずれになるかを見極める、重要な分岐点が続きそうだ。

今週明けから注目されるのが、「春節連休」から再開される中国の株式市場や人民元の動向。

前週にはイエレン米FRB議長が利上げ遅延を示唆しており、中国株や人民元の安定材料となりやすい。

連休明けの中国市場が落ち着いたスタートとなれば、リスク選好による日本株の反発や円安、資源国通貨の自律反発(豪ドルやNZドル、カナダ・ドル、南アフリカ・ランドなど)が支援される。

一方で中国に関しては、2月26-27日に予定される上海でのG20財務相・中央銀行総裁会議まで、予断の許さない展開が続く。

中国が経済のハードランディング回避のため、一定の人民元切り下げに傾斜すると、改めて円高や日本での株安を促す波乱要因となる。

反対に中国が部分的な資本規制や財政出動などで資本流出を制御しながら、追加緩和や小幅な人民元の低め誘導を行えば、リスク選好へと作用。日本の株高と円安を後押しさせる。

その他、G20にかけては、各国が市場混乱の回避や為替の安定化、世界減速回避で協調できるとリスク選好。

反対に足並みの乱れや具体的な政策協調の乏しさが露呈されると、リスク回避の激化という大きな分かれ目を迎えることになる。

日本に関しては、円高・株安の阻止に向けた政策対応が焦点になる。

1月29日の日銀によるマイナス金利導入移行は、円高・株安が加速される逆効果となってきた。

その中で15-16日からは、マイナス金利が本格適用される。

当初は日銀当座預金の10兆円程度が対象となるが、この10兆円が部分的に日本株や外国債券、外国株式に向かうと、株高・円安(ドル高など)が後押しされる。

さらにマイナス金利の本格適用により、日本の長期債金利が低位安定化してくると、当初の目的通りの円安・株高が支援される余地を秘めている。

一方で改めて安全逃避により、長期金利がマイナス方向に再低下すると(債券価格は上昇)、リスク回避の円高と株安を支援。

日本の金融機関が3月期末の決算対策として、日本国債の利益確定売りを進めると、金利上昇(債券価格は下落)が思わぬ円高と株安をもたらす波乱シナリオも無視できない。

その他、今週は日本のGDP や米国と欧州での経済指標、中国の物価指標、米FRB幹部の講演での今後の金融政策スタンスなどが注目材料となりそうだ。


My アルバム更新しました。

梅香る

http://mydreamtoday225.blog.fc2.com/


経済指標・イベント解説(時間は全て日本時間。予定・未定を含む)

<15日・月>
08:50 日10-12月期GDP統計[一次速報]
(世界減速や設備投資低迷などで減速警戒)
17:00 トルコ11月失業率
(新興国の指標は悪化傾向。トルコ・リラの売られ過ぎ修正は焦点)
23:00 ドラギECB総裁、欧州議会[経済金融委員会]で証言
(欧州発の金融不安などに対し、緩和強化を示唆ならユーロ安とリスク選好の円安にも)
時間未定 中国1月貿易収支
(輸出、輸入ともに2月春節連休前の駆け込み焦点。減速一服ならリスク回避を抑制)
[米国]プレジデンツデーの祝日で株式・債券市場は休場

<16日・火>
06:45 NZ10-12月期小売売上高指数
(昨年後半のNZ指標は低迷。ただし、一定の低迷は織り込みも)
09:30 豪中銀、理事会議事要旨[2月]
(先行きの利下げ示唆なら、豪ドルが戻り売りに押されル余地)
18:30 英1月消費者物価指数
(資源安や景気低迷などが物価抑制。利上げ遅延がポンドの戻り売り要因にも)
19:00 独2月ZEW景況感指数
(欧州発の金融不安や株安などが重石。追加緩和期待などによる打たれ強さも焦点)
22:30 米2月ニューヨーク連銀製造業景況指数
(2月は市場混乱が重石。金利低下やドル安などが下支え要因にも)
22:30 ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、経済見通しについて講演
24:30 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、金融危機の教訓について講演
(利上げ慎重ならドル安の一方、米国株をサポートでリスク選好の円安にも)
24:00 米2月NAHB住宅市場指数
(金利低下や雇用改善などが住宅の下支え要因)

<17日・水>
08:50 日12月機械受注統計
(中国発の世界減速などで設備投資低迷)
09:00 ローゼングレン・ボストン連銀総裁、経済見通しについて講演
(利上げ慎重ならドル安の一方、米国株をサポートでリスク選好の円安にも)
18:30 英1月統計、英12月ILO失業率
(英国の雇用は回復ペース鈍化も)
22:30 米1月住宅着工件数
(建設業者の税控除措置期限前に駆け込みの着工増加も)
22:30 米1月生産者物価指数
(原油安ペースの鈍化やドル高一服、賃金改善などによる下げ渋り焦点)
23:15 米1月鉱工業生産
(大雪による電力・ガス関連の生産増加などが下支え要因)
28:00 FOMC議事録[1月26、27日分]
(世界減速や原油安・ドル高への警戒が見られると、利上げペース抑制観測を支援)

<18日・木>
06:45 NZ10-12月期生産者物価指数
(物価低迷が追加利下げ観測を支援の余地。NZドルの戻り売り要因に)
08:50 日1月貿易収支[通関統計]
(中国発の世界減速や正月要因で輸出抑制。為替需給面での円高を制御)
09:30 豪1月雇用統計
(金利低下や住宅市場の改善などで、豪州の内需指標は持ち直し傾向)
10:00 ブラード・セントルイス連銀総裁、経済・金融政策について講演
(利上げ慎重ならドル安の一方、米国株をサポートでリスク選好の円安にも)
10:30 中国1月消費者物価指数、生産者物価指数
(商品相場の下落で物価が落ち着きなら、追加金融緩和の期待感を支援)
21:30 ECB議事要旨
(追加金融緩和への慎重論が見られると、ユーロ高とリスク回避の円高に)
22:30 米2月フィラデルフィア連銀景況指数
(2月は市場混乱が重石。金利低下やドル安などが下支え要因にも)
22:30 米新規失業保険申請件数
(暖冬や年末商戦向け臨時雇用の反動減一服などが支援材料)
25:00 EIA週間石油在庫統計
(在庫減少なら原油反発と資源国通貨の持ち直しを支援)
29:30 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁、経済見通しについて講演
(利上げ慎重ならドル安の一方、米国株をサポートでリスク選好の円安にも)

<19日・金>
18:30 英1月小売売上高
(英国の経済指標は低迷。資源下落や金利低下は下支え要因)
22:00 メスター・クリーブランド連銀総裁、講演
(利上げ慎重ならドル安の一方、米国株をサポートでリスク選好の円安にも)
22:30 加12月小売売上高
22:30 加1月消費者物価指数
(産油国のカナダは原油安がマイナス材料に)
22:30 米1月消費者物価指数
(原油安ペースの鈍化やドル高一服、賃金改善などによる下げ渋り焦点)


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梅香る

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pre_taro

こんにちは。
春節があけてどうなるかと思いましたが、今のところ落ち着いた動きとなっていますね。

今年は去年に比べると爆買いというニュースが少し少なかったように思いますが、やはり中国の方も買い物を控えているのですかね。

ともかく、いい方向に向かってほしいものですね!
by pre_taro (2016-02-23 21:26) 

富谷正尚

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